聞くのは耳ではなく心によって行われる。耳は音をとらえ、心は意味を聞き分ける(W・マイズナー)
『コンサルタントの秘密』を参考に、今クライアントの話を聞くときに試しているテクニックをメモ
言葉と音楽が合っていなかったら、そこに欠けた要素がある。
- 作者: G.M.ワインバーグ,木村泉,ジェラルド・M・ワインバーグ
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 1990/12/01
- メディア: 単行本
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- テクニック: 話の「トーンと意味」を混然一体と聞くのではなく、分離させて聞く
- 目的: 相手の欲望やインサイト(=相手も気づいていない欲望)を知るため
- 具体的な方法:
- トーンを聞く: 意味ではなく、トーン/リズム/抑揚から相手の底流にある感情をできるだけ細かく把握する。音楽鑑賞のイメージ
- 意味を聞く: 言葉の意味や論理構造を把握する
- トーン(感情)と意味を突合させる: 1と2の整合性を確認する。トーンと意味の矛盾(ex. イライラしたトーンだけど、意味は穏やか)には相手が気づいてないインサイトが隠れている可能性が高い。また、人間は一般的に論理よりも感情が重視される生き物なので、トーン(感情)に十分に注意することは、より相手の要求を正確に把握する可能性を高める
- 3で得た洞察(インサイトや感情)を相手に伝える
この方法、たまたま読んだ『エグゼグティブコーチング』という本でも一言で鮮やかに現されていました。すなわち、
聞くのは耳ではなく心によって行われる。耳は音をとらえ、心は意味を聞き分ける。(W・マイズナー)
- 作者: マンフレッド・ケッツ・ド・ブリース,コンスタンティン・コロトフ,エリザベス・フローレント・トレーシー,橋本美博,清川幸美
- 出版社/メーカー: ファーストプレス
- 発売日: 2008/04/05
- メディア: 単行本
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