アジャイルコーチの備忘録

3歩歩いたら忘れるニワトリアジャイルコーチの備忘録。書評、活動記録など...

スクラム

スパゲティコードなので相対見積できません

アジャイル/スクラムの見積の考え方やプラクティスを納得してもらうのは難しい、といつも感じる。www.youtube.com理由の一つは、従来型の開発手法からスクラムにシフトしてきた開発者の多くが「見積とはマネジメントに対するコミットメントであり、ゆえに正…

ProblemではなくKeepからTryを選ぶこと

現在支援させていただいている、とあるチームは結構難易度が高いことに取り組んでいる、と思う。 詳しくは書けないが、リーダーや上流工程の経験が乏しい若手中心でスクラムチームを結成しているのにも関わらず、先進的なアーキテクチャに加え、Atomic Desig…

atama plusの大規模スクラム(LeSS)リモートイベント見学レポート【後編】

前回、atama plusの大規模スクラム(LeSS)イベントについて客観的に書きましたが、後編では個人的な感想やご提案をお伝えします。norihiko-saito-1219.hatenablog.com ステキ❤️と思ったこと チーム間の積極的な助け合い UXリサーチ結果やユーザーフィードバッ…

atama plusの大規模スクラム(LeSS)リモートイベント見学レポート【前編】

以前から大規模スクラム(LeSS)の書籍を繰り返し読み、コミュニティに参加し...と大規模スクラムの理論を学んできましたが、「理論は素晴らしいけど、現実で上手くいくのだろうか?」とどこかで感じてもいました。そんな折、認定LeSS実践者研修で知り合い、大…

新しいふりかえりのアクティビティ: Requestについて

最近クライアント先で実験しているふりかえりのアクティビティが、チームや全体に良い効果をもたらしつつあると感じるため、アクティビティを「Request」と「KPTR(=Request)」とそれぞれ名づけてシェアしたいと思います。「Request」のコンセプトです。 チー…

チームはいつルールを破るべきか? あるいはスクフェス大阪のキーノートを聞いて #scrumosaka

今回はこれまでのスクラムマスターやアジャイルコーチとしての経験から、「チームはいつルールを破るべきか?」について考察していきます。経験上、チームがルールを破るタイミングは以下3点です。 ルールの背景にあるコンテキストが、現実と一致しなくなった…

スクラムチームの学習/スキトラ方法4選

スクラムをやっていてチームでの学習やメンバー間のスキルトランスファー(以下スキトラ)に苦戦されている方は多いのではないでしょうか? かく言う自分も支援先でモブプロはしてもらっているものの、それ以外の手段でどうやって学習やスキトラを促進するかに…

頑張っても報われないスクラムマスターへ

会社のblogに「頑張っても報われないスクラムマスターへ」という記事を書きました、 よろしければお読みくださいませ!!www.graat.co.jp

派遣/フリーランス中心でも良い感じにチームビルディングする方法

はじめに、アジャイルにおけるチームビルディングの重要性 マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授が提唱した「組織の成功循環モデル」という考え方があります。上手くいっている組織は最初にメンバーの信頼関係や相互理解などのメンバーの「関係の質…

スプリントゴールの効果

私は支援の際、スクラムが健全に機能してるかどうかを示す指標の一つとしてチームがスプリントゴールを設定しているかどうかを見ています。実際、スプリントゴールを設定していないチームは多いです。以前とあるチームに何回かスプリントゴールを設定するよ…

WE ARE NOT ALONE 〜RSGT2020参加レポート!(非Keynote/セッション編)

今回は、先日1/8(水)〜1/10(金)にかけ開催された Regional Scrum Gathering Tokyo 2020 の感想をレポートします! チケットは1時間経たずに完売、素晴らしいイベントとは聞いていたものの、内心「どんだけ〜?」と疑っていた私。ただ、終わってみて思うのは想…